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2017.11.20 Monday

テオ・ヤンセン展

こんにちは、ロルファーなつこです。

沖縄県立美術館で開催されていたテオ・ヤンセン展に行ってきました。

 

テオ・ヤンセン氏はオランダ出身の物理学者で、

画家に転向したのち動く美術作品『ストランド・ビースト』を

作り続けているキネティック・アーティストです。

 

ストランド・ビーストとは、

オランダ語の砂浜”Strand”+生命体”Beest”を繋げた自身による造語で、

海面上昇の危機から低地であるオランダの国土を守る存在として生み出されました。

自然エネルギーを動力として砂浜の上で動く、というのが基本生態。

 

2年前に二子玉川に来ていたのを先輩ロルファーに教えてもらって動画を見て以来、

ずっと実物を見たいと思っていて、友人から沖縄での展示の話しを聞き、

ぎりぎり最終日に滑り込んできました。

 

初対面。

  

 

骨格が美しい。

専用に作成されたプラスティック・チューブでできています。

 

テープを使ったものは、まさに筋膜のよう。

 

結合組織とは、あらためて構造を繋ぎまとめて、かつ動きを伝えているのだな。

  

 

ペットボトルのエンジン。

 

大型のビーストを実際に歩かせるデモンストレーションもありました。  



このビーストは、風で砂浜を歩き、

海に脚を踏み入れると今度はそれを察知して引き返す仕組みになっており、

まるで意思を持って動いているかようでした。

 

各種動画も見れまして、このような作品も。尺取虫の動き。


インタビュー動画では、機能と芸術と死についての言及がすばらしかった。

 

私は芸術的なものを作ろうとはしていない。

 機能するものを作ろうとしているだけだが、

 できあがった物は人から芸術的だと言われる。

 後から自分で見ても美しくて、気に入っています。」

 

動物の身体も機能美の最たるもので、

私がテオ・ヤンセン作品に引かれたのはこの部分なんですが、

さらに、

 

それは私の内なる芸術家の才能が表れているのかもしれない。

 内向的な人間には、時として”機能”という言いわけが必要なのです。

 

ストランド・ビーストを作り続けるというチャレンジは、

 ”人はなぜ死ぬのか”という謎を解き明かしてくれるかもしれない。

 

という話には唸らされました。

 

美しさを感じたり生み出したり表現する際に、

それを機能として見るのか別の物として見るのか、には

言いわけや照れを含んだその人の気質が現れるものだな、と。

 

それから、「人はなぜ死ぬのか」という疑問は新鮮な響き。

 

私にとって生きている限り死ぬのは当たり前で

(死を恐れない、というのとは別の次元で)、

なぜ生まれてくるのか、なぜ生きているのか、という

「生」の方に謎を感じるためです。

この辺りは、生まれ育った文化の影響が大きい気がします。

 

そして、アトリエ(ご本人は「ラボ」と言っていたような)で撮影された動画では、

ビーストたちは野外に無造作にうっちゃって置かれており、

インタビュアーに見せるのに「おいで」と呼びかけていて、

(ポンプは「筋肉」、それに付けるバルブは「神経細胞」と呼んでいる)

生みの親でありながら、作品を自立した生物形態として扱っている対し方が

あたたかくかつ冷静で、とてもよかったです。

 

あぁ、でもやはり動画を外で動くところが見たい!

 

と思ったら、今週末11/26(日)にあざまサンサンビーチで

デモンストレーションがあるそうです


屋内の展示もじっくり見れてよいですが、

外で暮らしている動物を家の中に入れてしまったような窮屈感もあったので、
沖縄のビーチを歩くなんて、さぞや息をふきかえすことでしょう。

 

展示はもう終了しましたが、沖縄本島にいらっしゃる方ぜひ。

お子さんも楽しめると思います ^ ^

 

テオ・ヤンセン氏のYoutubeチャンネルでも、作品の歩くさまを見ることができます。

  ↓↓↓↓↓↓↓↓

    Teo Jansen : Youtube

 

この辺り、好きです。

美しくて、生きているようで、ゾッとする。

 

スタンプラリーを完成させると、ミュージアムショップで

テオ・ヤンセン・ステッカーと交換してもらえました(1つ不注意で逆さま)。

 

このテオ・ヤンセンTシャツ、もう少しで買うところでした・・・。

 

ミュージアムショップは魔法がかかっているので危険ですね。


アート好きの方はもちろん、そうでなくても楽しめる、

ボディワーカーは動きについて考えされられる作品だと思います。

今回見ることができて幸運でした。

またお近くで機会があれば足を運んでみるのもよろしいかと。

 

 

Rolfing Space Body Resonance
ロルフィングスペース ボディ・レゾナンス

JR・東京メトロ高田馬場駅より徒歩3分(完全予約制)
認定ロルファー(ロルフィング®施術者)
稲員 奈津子 イナカズナツコ
Phone. 090-8487-4520  
Mail. info@rolfing.namaste.jp
Website. http://rolfing.namaste.jp/

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